【2021年3月15日更新】
記事内に登場します液晶純正パネルは、現在、液晶再生パネルに表記を変更しております。 あらかじめご理解の上、読み進めて頂けますと幸いでございます。 なお、名称を変更しただけで、パネル自体に変化はありません。
当社のフロント画面の交換修理は、
・コピーパネル
・液晶再生パネル
2種類のパネルをご用意しておりますので、画面交換時、予算や好みに応じて、お客様にそれぞれお選びいただいております。
修理メニューの違いは、こちらのページをご参照ください。
「コピーパネル」と「液晶再生パネル」メニューの違いーiTerminal
このページでは、パネルの品質の違いをご案内しております。
コピーパネルは、液晶再生パネルと比べて、品質が大きく劣ります。
具体的には、以下5点です。
①液晶の輝度・鮮明さ
②画面の厚み
③タッチの感度
④耐久性
⑤バッテリーの駆動時間
①液晶の輝度・鮮明さ
まず、挙げられるのは、画面の液晶の輝度と鮮明さ(表示)です。
こちらの画像をご覧ください。
【例:iPhone8】
(左:コピーパネル、右:液晶再生パネル)

画像のものは、両方最大の明るさに設定しているのですが、左のパネルは右のパネルと比べると輝度が低いため、同じように明るくなりません。
また、コピーパネルは、液晶の表示が不鮮明なものが多いです。
ですので、コピーパネルを使い始めると「なんか暗いな」「ボヤッとするな」という印象を持たれる方が多いです。
②画面の厚み
こちらの画像、赤く囲んだところをご覧ください。
【例:iPhone8】
(左:液晶再生パネル、右:コピーパネル)

コピーパネルは、オリジナルパネルに比べて、画面に厚みがあります。
そのため、端末を手に持った際に「感覚が少し変わった」と感じる方もいらっしゃいます。
③タッチパネルの感度
コピーパネルは、タッチパネルの反応が鈍いものが多く、また、動きがカクカクしています。(昔のAndroidのようなイメージです)
タッチというのは感覚の問題なので、少し触る分にはそんなに分からないと思いますが、LINEなどのようなチャットをしている時や、ニュースを流し読みする時などに、感度の悪さを感じる方が多いようです。
お客様からよくいただくご相談としては、
・触ろうとしていない部分をタップしてしまい、思うようにネットサーフィンできない
・タップしたつもりがタップできておらず、なかなかLINEのメッセージが打ち終わらない
ただ、これに関しては感じ方は人それぞれで、中には気にならない方もいらっしゃいます。
あとは、店頭で見本を触ってみてご判断いただければと存じます。
ひとつ注意点として、iPhoneで高度なゲームをする場合、コピーパネルだと細かい動きやスピードについていけず、うまく反応しないことが多いため、高確率で不満をもつと思います。
該当するお客様は、熟考の上、お選びいただくことをお勧め致します。
④耐久性
コピーパネルは、液晶再生パネルと比べると耐久性が低いです。
耐久性が低いとどうなるかというと、要は壊れやすいということです。
世の中のモノというのは、一般的に耐久性と値段は比例します。
それは、iPhoneのフロントパネルも同様で「コピーパネルは安い分、耐久性も低い」と考えていただくと、分かりやすいかと思います。

⑤バッテリーの駆動時間
①でご説明した通り、コピーパネルは、輝度が低いので、ほとんどの方が画面交換前よりも、画面の明るさを上げて使う傾向にあります。
そうすると、見た目は今までと一緒でも、内部的にはいつもより輝度を上げている状態なので、より多くの電力が使われています。
結果、電池の消耗が激しくなり、バッテリーの劣化スピードが早まります。
また、パネルによって、装着する端末によって、基板やコネクタ部分が妙な発熱をすることが原因で、バッテリーの駆動時間が短くなる事(減りが早いこと)があります。
参考
以上が、コピーパネルと液晶再生パネルの品質の違いです。
iPhoneX・XRのコピーパネルについて補足
iPhoneXとXRのコピーパネルは、他機種と比べると、①輝度はしっかりとあるものが多く、一見するとコピーパネルと気付かないです。
しかし、③タッチパネルの感度が悪いので、画面交換後は、確実に使用感が落ちます。
画面が大きいこともあり、他機種に比べて、使用感に違和感や不満を持つ方が多い印象があります。
ただ、この2機種は、液晶再生パネル使用の修理料金がまだ高いため、当社でもコピーパネルをお選びいただく方が多いのが現状です。
パネル選びの参考にしていただけましたら幸いです。
(左:液晶再生パネル、右:コピーパネル)

まとめ
コピーパネルは安価に修理できますが、品質が劣ります。
逆に、液晶再生パネルは、品質は維持できますが、コピーパネルと比べると、修理代金が高くなります。
簡潔に申し上げると、これが両パネルの「違い」です。
当社店頭にコピーパネルを取り付けた端末を、見本としてご用意しておりますので、どちらにするか迷っている方は、店頭にて実物を触ってご確認頂けますと幸いです。
注:コピーパネルは互換品ですので、品質が統一されておりません。そのため、必ずしも見本通りのものが来るわけではないことをご了承頂きますようお願い致します。コピーパネルの見本については、あくまでも一例として参考程度にご覧いただけますと幸いでございます。
このページで説明しておりますコピーパネルおよび液晶再生パネルについては、当社独自で製造・仕入・検品を行っているものです。
そのため、他で当社と同じ名称のパネルを取り扱っているからと言って、当社と同じ品質を保証するものではありません。
また、当社は民間の会社ですので、メーカーの新品の純正パネルは入手できません。
ですので、新品のApple純正パネルをご使用になりたい場合は、正規店および正規プロバイダーをご利用いただきますようお願い致します。